自立学習のやり方
当塾では自立学習のやり方を教えています。大学受験は高校入試と比べて範囲が広く学習内容の難易度もかなり上がります。高校入試のノリで勉強していると時間が全然足りません。自分で解法パターンをどんどん覚えていくという作業がどうしても必要です。
そのため、中学生のころとは違う勉強法をとることになります。といっても何かすごい特別な方法があるわけではありません。やることはいたってシンプルです。
勉強法はすぐに変えられるものではありません。半年以上かけて徐々に変えていき、半年後には未習分野でも自力で進められようになることを目指します。
未習単元の学習法
復習方法

1回解いたり解説を読んで理解しただけでは、解法パターンを習得できません。目安として1カ月に最低でも5回は同じ問題を復習します。
全く同じ問題を解くことにこそ復習する意味があります。スポーツや芸術を考えてみてください。同じ内容の練習を何度もするはずです。何度も反復練習することで、意識しなくても自然と体が動くようになります。
勉強も同じです。同じ問題を解くことで思考回路ができてきます。「問題文のどこに注目するのか」、「解答にいたるまでの手順」を確認するには、同じ問題を解く(解答までの流れを確認する)ほうが短時間で済みます。
高校内容ともなると、覚えるべきことが中学とは比べ物にならないくらいに多くなるし、内容もむずかしくなります。1つの解法パターンを覚えるためだけに時間を割くことはできません。たくさんのパターンを次から次へと覚えていく必要があります。
もちろん、類題を全く解かないわけではありません。テストでは「一字一句まったく同じ問題」が出るわけではないので、自力で解く練習もします。しかし、時間をかけるのはそこではありません。解放パターンの反復学習に時間を割きます。
導入部分・疑問点の解説

はじめて学習する単元では、「まず何を覚えればいいのか」、「どの程度理解できればいいのか」、「この単元を理解するためにはどんな前提知識が必要なのか」など疑問が生じます。そうした疑問に対して解説をします。
また、導入部分ではなくても「解答を読んでもよくわからない」部分がでてくるはずです。そうした疑問点も解消します。