【無駄な宿題】自分で答え合わせできないもの

「やらないよりはマシだけれど、あまり意味がない宿題」について述べます。

この記事を読んで思い当たる人が、今後の勉強に役立ててもらえればうれしい限りです。

あまり意味がない宿題とは、自分で答え合わせができないものです。

勉強をやらない子のために、小学校、中学校や塾が強制的に宿題を出すのならわかります(自分で勉強する子にとっては足枷でしかないですが)。

勉強しない子は本当に勉強しないので、解答を渡したら本当にただ答えを丸写しただけで終わりなんてこともあります。だから、必要最低限のことを定着させるために、あえて解答を渡さないで後日先生が確認する場合もあるでしょう。

しかし、勉強意欲がある人に対して、解答なしの宿題は、無意味とまでは言いませんが宿題の効果が半減すると思います。勉強ってまずは、覚えていない知識の穴埋め作業をすることですよね。とりあえず、解いて提出して何日後かに正解なのか間違いなのかを確認するのは無駄です。

解けなかった問題は、当日のうちに解答を見て覚えるべきです。もちろん、すぐ忘れるのでときおり復習します。そうやって知識は定着していきます。

自分で解答のない宿題を熱心にやる人を見ると、もったいないなあと思います。勉強熱心なのはいいことですが、授業でやったテキスト(問題集)を復習するのを優先すべきです。

授業でやった問題集の復習をすることが知識を定着させる最善策です。塾によっては、板書をノートに書き写すだけで演習量が圧倒的に足りないところもあるでしょう。そういう人は宿題、ないなら問題集を買って自分でやるべきです。
もちろん、答え合わせも自分でやります。理解できないものは学校、塾に質問すればいいです。

同じ問題を何度もくり返すのがめんどくさい、あるいは意味がないと思うのかもしれませんが、正直一番てっとり早く覚えられます。塾講師をしていると、何度も同じテキスト、同じ問題を使って指導します。特段、がんばって覚えようと意識しなくても徐々に覚えてきます。

たとえば、テレビコマーシャルや、お店のBGMなど自然と覚えますよね。何度もくり返し聞いているからです。自宅の郵便番号、住所、電話番号も同じです。思い出す機会が多いからです。クラスメイトの顔や名前もです。小学生、中学生のうちは、これらを忘れるわけがないと思うでしょうが、思い出す機会がなくなればきれいさっぱり忘れます。

何が言いたいかと言うと、無暗に問題を解き散らかして「勉強したぞ」という満足感を味わうのではなく、同じ問題を何度も復習すべきということです。

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