【勉強のコツ】英単語は早いうちに覚える

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早いうちに英単語覚えて勉強時間のムダを減らす

単語を知らないと読めない。

300字の英文で5単語くらい知らない単語は出てくるくらいなら問題ない。しかし、6単語以上知らない単語が出てくると読むのが苦痛になる。

確かに、文法や構文の学習を通して単語を覚えることもできる。

構文の学習をするときは、100字以下の英文を使うので、知らない単語があったとしても少ないので、そのつど覚えればいいと思うかもしれない。文法や構文の学習だけならそれでいい。しかし、最終的には長文を読まなくてはいけない。そのためには、英単語を知っておく必要がある。

文法や構文が理解できても、知らない単語だらけだと読むのに時間がかかる。時間がかかってもしっかり復習すればいいと思うかもしれないが、時間をかけた分、他の勉強ができなくなる。

復習は大事だ。必ずやらないといけない。けれども無駄に時間をかけてはいけない。英単語を知っていれば圧倒的に速く読める。その分、英語に限らずより多くの勉強ができる。

文法や構文の勉強は長文読解のための下準備だ。これはこれでしっかり勉強する必要はある。そして、英単語を覚えることもそれと同じくらい大切だ。単語の暗記は単調で飽きるが、がんばってくり返すしかない。

単語を覚えるだけならすぐに始められる。高1のうちから英単語帳ですぐにでも覚えるべきだ。おすすめは「システム英単語」または「ターゲット1900」だ。ターゲット1900はアプリ版がある。個人的には、このアプリで単語学習するのが一番のおすすめだ。けれども、紙がいいという人もいると思うので各自好きなものを使うといい。いずれにせよ、何度も復習することに変わりはない。

勉強期間はトータルで2~6カ月

単語帳は大体、レベル順に並んでいると思う。はじめページは頻出単語、うしろのページは難しめの英文に出てくる単語といった具合だ。

高1のうちから全ページをやりきる必要はない。高1は簡単な長文しか読まないと思う。そうした長文には、「単語帳の後半ページの単語」は出てこないので、単語帳で暗記してもすぐに忘れる。だから、前半ページのみを学習するといい。これだと学習範囲が限定されるので、集中して復習できる。さらに構文や長文の勉強をするときに、単語帳で暗記した単語が出てくるので記憶に残りやすい。

前半ページだけなら2カ月ほどで覚えてしまおう。なるべく完璧を目指すが8割ほどでもいい1日20~50単語を学習するといい。1回やって終わりではなく、連続して3回くりかえす。そして、翌日、3日後、6日後、・・・というように何度もくり返す。すると、だんだんとおぼえてくる。

構文の学習が進み、簡単な長文が読めるようになってきたら、単語帳の後半ページを覚えていく。

高1から共通テストレベルの英文が読めるまでにかかる時間は、ちゃんと計画的に勉強するなら1年もあればいいだろう。満点でなくとも7割以上取れるようになる。単語帳の後半ページは、それから勉強するといい。

英文解釈の学習もしっかり勉強してきたのならば、難関大の長文をなんとか読めるだけの力はある。ここで単語力を強化すると、むずかしめの長文も読めるようになる。

このレベルになるまでに1年以上の時間はかかると思うが、単語学習に限った時間ならトータルで6カ月だと思う。高1の4月から始めると、はじめの時期に2カ月(4・5月)、中盤に2カ月(11・12月)、後半に2カ月(高2の4~7月のうち)といった具合だ。

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