日ごろからワークを解き進める
定期テストの場合、2週間前ぐらいにテスト範囲が発表されると思う。それからテスト勉強を始めるという人もるだろう。授業をしっかり聞いてノートもちゃんととっていれば、それでも十分間に合うと思う。上位3分の1には入るだろう。
しかし、学年で5番以内に入るのはきびしいはずだ。勉強量が足りない。この勉強量とは、問題数の数という意味だけではない。復習の回数も含めている。
復習を何度もしないと知識が定着しない。たいていの人は復習の回数が圧倒的に足りない。1度も復習しない人も多いだろう。スポーツや楽器などでもできるようになるために同じことを何度もくり返すはずだ。勉強もそれと同じだ。
復習のタイミングも大切だが、それよりもまずは何度も復習することを心掛けてほしい。忘れかけたころに思い出すのが記憶が定着するベストなタイミングらしいが、そうしたことを気にするよりも量をこなすことを優先する。
そのためには、テスト範囲が発表される前からワークを解き進めることだ。早めに終わらせてテスト範囲を何度も復習するといい。
わからなかったらすぐ答えを見る
ワークを解くときの注意点は、わからない問題はすぐに答えを見ることだ。わからない問題はどんどんとばして解ける問題から解く。そして見開き1ページを解き終えたところですぐに解答を見る。そして、復習しやすいようにノートにまとめる。
「自分で考えて解かないと考える力がつかない」と思う人もるだろうが、まずは最低限の知識、解法パターンを身につけないといけない。道具もないのに家を建てるのが無理なのと同じだ。
問題が解けないのは、考える力があるとないとか言う以前に、知識、解法パターンが定着していないからだ。1日でも早く知識を定着させるべきだ。そのためには、わからない問題で悩んで時間を浪費するのではなく、さっさと解答を見てノートにまとまとめてどんどん先に進むまないといけない。
何回も復習する
わからなかった問題は赤ペンで解答を書き写して、それ以降は一切やらない人は多いと思う。全く勉強しないよりはほんのちょっとマシなだけで、やっていないのとたいして変わらない。
テストで出題されても、見覚えがあるけれど解けないということになるだろう。そうした残念な事態にならないために1度解いた問題は何回も復習しないといけない。
問題を見た瞬間に解答がすぐにひらめくなら復習しなくていい。しかし、間違えた問題は、問題を見た瞬間に解答やそこに至るまでの過程がひらめくレベルになるまで復習をくり返す。
同じ問題を何度もくり返すのは飽きるが、覚えていないのだからやるしかない。復習の回数を減らす方法はないものかと考えても仕方がない。人より多く復習するくらいの気持ちで取り組んでほしい。
はじめはめんどくさいとだろうが、復習をくり返すうちに解ける問題が増えてくる。復習するたびに解く時間も早くなる。こうなってくると復習がすらすらと進むので爽快感すら出てくる。ランナーズハイやクライマーズハイみたいなものだ。