志望校に合格したいなら勉強を優先すべき

はっきりとした志望校は決まっていなくても、漠然と行けたらいいなという大学はあるだろう。

今の成績では志望校と言うとはずかしいから、成績が上がったら志望校だと宣言しようと考えているかもしれない。しかし、その考えでは志望校合格は無理だろう。

「部活動を引退する3年生の7月以降から本格的に受験勉強をはじめよう。それまでは定期テストで上位の成績をキープしつつ部活動をがんばろう」というような考えでは、圧倒的に学習量が足りない。

公立高校入試は、学習範囲がせまく難易度もそれほど高くないので、上記のような考えでも構わない。しかし、大学受験では量と質が大きく上がるため、3年生から本格的がんばっても間に合わない人が多い。

1,2年生のころから本気で取り組むべきだ。また、学校のテストよりも全国模試で好成績を取ることを意識してほしい。難関の中高一貫校は別として、公立高校なら全国模試のために勉強すれば、学校のテストでもいい成績が取れるはずだ。

模試で高得点を目指して勉強するなら、おのずと勉強量が増えることになる。1,2年生でも平日は1日最低90分、土曜か日曜のどちらかは4時間以上やるべきだ。

部活動でくたくただから今日は勉強を休むという人もいるだろうが、そんな調子では3年生になって本格的に勉強を始めても受験日には間に合わない。「せめてあと半年時間があれば・・・」と後悔することになる。

「部活でつかれても根性出してがんばれ」と言うつもりはない。7時半から16時ごろまで机に座って(勉強しているかどうかは別として)、2時間近く運動すれば疲れるに決まっている。そのあと勉強しようなんて気にならないだろう。

それでもがんばって勉強する人もいるが、学校の宿題に追われて本来やるべき勉強ができていなかったりする。「学校の宿題をしっかりやれば成績は上がる」と妄信的に信じるのはやめたほうがいい。この学校の宿題をやるかやらないかについては、「やらなくていい」というのが僕の意見だが別記事で書くことにする。

話を戻すと、勉強時間を確保したいなら部活動は制限すべきだ。学校が制限するというのではなく、個人で参加するしないを選ぶということだ。大会に出るのが目的ではなく、運動をしたり交流したりするために部活動に参加する人もいると思う。

そういう人は、事情を話せば週に3日だけだけ参加するといようなこともできるのではないだろうか。もしできないなら、勉強か部活かを選ぶことになる。「全国大会に出場する。そのためにこの高校に入った」というわけでなく、大学進学を想定しているのなら部活動をやめることをすすめる。

「全国大会を目指すためにこの高校に入った」という人は、部活動を中心にがんばればいい。現在よりも1ランク、2ランク上の大学をめざしているわけでないのならそれでいいと思う。

なかには部活動も勉強も両立して全国レベルの人もいるかもしれない。けれど、ほとんどの人はどちらか一方を選ばないと、レベルを高い水準までもっていくことができないと思う。

高校1年生のうちならがんばって両立させてみていいだろう。そして、両立がむずかしいと判断したら勉強か部活のどちらかに専念するといい。

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