【高校生】宿題にまじめに取り組むのに、成績があがらないワケ

学校で出された宿題をちゃんと解いて答え合わせもしているのに、なぜテストの結果に反映されないのか?

「中学生のときは、宿題に取り組むことでテストの結果につながっていたのに、高校生になったら思うようにいかない」という人も多いだろう。

この記事で、成績が上がらない理由と宿題の対処法につて解説する。

目次

復習不足が1番の原因

宿題をやっているのに成績が上がらない最大の原因は、復習不足だ。

1回解いたくらいでは覚えられるわけがない。数学だと「解き方がわかったからもう大丈夫」と復習しない人もいるが、いざ自力で解こうとすると解けなかったりする。まったく同じ問題でもだ。

そもそも復習するという習慣ができていない。中学生のときは、数学や英語は得意だけれど社会が苦手という人もいるだろう。

中学校の内容は、それほど難しくないし、学習範囲も狭い。だから、数学の宿題プリントは、数字が変わっただけのパターンがまったく同じ問題を何度も解くことになる。つまり、自然と何度も復習しているのだ。

それに対して、社会は問題のパターンが限られる。1度宿題が出たら、基本的にそれだけやっていればいい。しかし、生徒は同じ問題を解くことに、知識が定着する前に飽きるので復習しなくなる。

これが中学生のときは、英語、数学はできるのに社会ができない理由だ。

復習は意識的にやる必要がある。スポーツにしろ、音楽にしろ、無意識レベルになるまで何度も何度も同じことをくり返すはずだ。勉強も同じだ。

また暗記を軽視している。たしかに、自力で考えることも大切だが、それ以前にやることがある。最低限の知識を覚えることだ。応用問題は、基礎問題の組み合わせだ。断片的に学んだ知識を利用するものだ。

ここで、基礎知識が抜けていると問題が解けない。もちろん、そこで解き方を覚えられればいいのだが、復習する習慣がないためまた同じ間違いをする。

暗記することを軽く見ていると、どこかで成績は頭打ちになる。高校生になると、そのことをまざまざと思い知らされる。

なぜ復習が足りなくなるのか?

復習が大事だと分かっていても、やる気が起きない、めんどくさいという人もいるだろう。宿題の形式にいくつかのパターンがあるので分類して説明する。

教科書レベルのプリント

受験レベルに対応するために、基礎固めをするとなると、プリントの枚数は何十枚となるだろう。はじめの20枚程度まではあまり気しないかもしれないが、プリントの数がさらに増えると整理したりページをめくるのが面倒になってくる。そしていつしか復習しなくなる。

教科書レベルの基礎固めをするなら、そのレベルの問題集に取り組めばいいと思う。数学なら白チャートだ。解放パターンのタイトル、解き方の指針が載っているので予習、復習の両方で学習しやすい。分厚いのでページをめくらないといけないが、目次がある分復習したい問題を見つけやすい。

教科書傍用問題集

宿題としてクリアーや4STEPなどの教科書傍用問題集が指定されることもあるだろう。

同じ量のプリント出せれるよりはマシだが、それでも量がムダに多い。問題を細かく指定されているならいいが、「何ページから何ページまで全部」とかだとかなり効率が悪い。

似たパターンの問題が多いからだ。中学生の時は、学習範囲が狭いので似たパターンの問題をいくつも解いても時間に余裕がある。しかし、高校内容ともなると、学習範囲が広い上に、基礎レベルからして内容が中学と比べてむずかしい。ある程度問題を絞らないと復習に手が回らなくなる。

レベルの高い問題集を使っている

黄チャート以上のレベルの問題集(青チャート、ニューアクションβ、FocusGoldなど)を宿題にしている学校もあるだろう。教科書レベルが定着しているなら、まさに最適な問題集だと思う。しかし、教科書レベルの問題もままならないのに使っているなら時間の無駄でしかない。背伸びして使っても知識が定着しない。

使い方を細かく指示もらえるなら問題ないと思う。けれど「これやっといて」という感じで宿題に出されても、ほとんどの高校生にとって自力で使うのはむずかしい。

自力で使いこなせるとしたら、難関の中高一貫校生だ。県立高校の生徒でも、各学校の上位層だけだろう。

地域で1番の進学校に通っていると、「簡単すぎる問題集はいやだ」と思うかもしれないが、それくらいのレベルから学習するほうが力がつく。

そもそも鹿児島県の公立高校入試自体がやさしい。だから、たとえ地域で1番の進学校に通っていたとしても、高校内容を勉強するときは簡単な問題集からはじめたほうが滞りなく学習がすすめやすいはずだ。

宿題は適当に済ます

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