ラ・サール中対策(理科)

目次

徹底した基礎固め

理科の学習をはじめる前にやるべきこと

ラ・サール中の理科の学習をはじめる前にやるべきことがある。それは四則演算(小数・分数を含む)、記号のある計算、単位の変換だ。これらがスラスラできないと学習が進まない。

もしできないのであれば、まずは計算練習を徹底的にやり込む。4年生のうちにできるようにしておきたい。計算ができないうちは、計算を必要としないところだけをやる。無理して計算を必要とする単元を勉強しなくていい。

読解力も鍛えておく

ラ・サール中の問題は、長文から必要な情報を抜き出せるかを試してくる。問題自体がむずかしいうえに制限時間が短い。計算が完璧にできて理科の知識がそこそこある人でも、この長文形式になったとたん苦戦する。

読解力をつけるには4年生のうちから、漢字の練習をして文章問題を丁寧に解く必要がある。算数、理科とくらべて国語を軽く見ている人もいるが、ラ・サール中を目指すならコツコツ丁寧に学習すべきだ。

おすすめの問題集

おすすめの問題集は『魔法ワザ』と『塾技100』だ。計算問題の解き方がくわしい。ラ・サールで合格点を取れるだけの基礎固めができる。

当塾では基本的にこれらの問題集を使用する。他塾に通っている人は、塾用のテキストの補助として使うといい。

特に集中して取り組むべき単元

理科の学習範囲は広い。そのすべてを完璧に覚えるのは無理だ。だから、復習に力を入れるべき単元をしぼる。

  1. てこ・輪軸
  2. ばね
  3. ふりこ
  4. 回路
  5. 天体
  6. 水溶液
  7. 気体
  8. 酸化物
  9. 光合成
  10. 人体

過去問対策

5年分解けば十分

過去問は最低3年分は解く必要がある。それは問題の形式に慣れるためだ。もちろん自力で解ける必要はない。基礎固めをしっかりしてきてもラ・サールの問題はむずかしいと思うはずだ。

問題文のどこに注目すればいいのかを確認する。また、時間配分や捨てる問題の選別できるようにしていく。1回解いて終わりではなく何度も復習する。そうすることで傾向が見えてくる。

過去問は5年分解けば十分だ。合格点が取れないと、さらに過去問を解きたくなるだろう。しかし、あまり意味がないと思う。それよりも基礎知識の穴埋め作業をするほうが成績アップにつながる。

合格点が取れていいない状態なら、直近5年分の復習と問題集の復習を徹底すべきだ。それでもどうしても追加で過去問を解きたいなら、さらに3年分でいいだろう。

問題集で過去問と似た問題を復習

過去問の復習だけでなく、ラ・サールと似た問題、または問題を解くための基礎知識を復習する。基礎知識の再確認をすることで、わからなかった解説もわかるようになる。

基礎知識の再確認をやらずに過去問の復習だけでは意味がない。基礎がしっかりしていないと応用が利かない。復習はとても退屈な作業だが、やらないといつまでも成績が上がらない。新しい問題を次々に解き散らかすよりも、今まで使ってきた問題集を中心に復習すべきだ。

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