国語(現代文)が苦手な人へのアドバイス

国語(現代文)が苦手ということは受験勉強をするうえで不利です。国語のテスト自体で点数が取れないだけでなく、他教科の勉強にも影響します。

なので国語(現代文)が苦手な人は早いうちに克服しましょう。

ここではセンター試験過去問または全国模試(現代文)で7割取れない人を、国語が苦手な人とします。以下はそのような人へのアドバイスです。

目次

1日30分~60分の読書をする

まずは読むことに慣れる・語彙を増やす

読解力がない人は日ごろの読書量が足りていない可能性があります。読むことに慣れていないと速く正確に読むことができません。

速く読めないと時間切れになり、正確に読めないと記述内容を理解することができません。なので読書をして読むことに慣れる必要があります。読書をすると『接続詞の使い方』がわかるようになり、『語彙』が増えます。

この2つが読解力の源です。読書をする一番の目的はこの2つを鍛えることです。

何を読めばよいか

試験の題材に似た文章がおすすめです。岩波新書や中公新書がいいでしょう。少し硬い文体ですが、試験に出てくる文章も硬いものが多いので慣れるのにはちょうどいいと思います。また薄いのですぐに読めます。

図書室に置いてあるはずです。興味のあるものを適当に選べばよいです。読み始めたら最後まで読んだほうがいいですが、どうしてもつまらないようであれば読むのをやめて他のものにします。

精読する(読み飛ばさない)

読解力を鍛えるためのトレーニングの読書なので精読してください。そうじゃないと何冊読んだところで読解力はつきません。

普段から読書するけれど国語ができないのは、精読をしていないからではないでしょうか。接続詞、指示語を丁寧におさえることで文章を正確に理解できるようになります。

知識や語彙をふやすために読書量も大切ですが、読解力向上には質が欠かせません。新書なら読むのに2週間かけても構いません。ぜひ精読してください。

時間を細かくわける

一気に30分~60分かけて読むのはしんどいので、時間を5分~10分に分けて読みます。そうすると本を開く抵抗感は減ります。

継続することが大事なのでハードルは低く設定して数をこなしましょう。たとえば朝に10分、休み時間に10分、帰る前に10分、寝る前に10分というようにです。

問題集を解くときの注意点

やさしめの問題集から始める

受験研究社や日栄社の薄くて簡単な問題集から学習していきます。センター過去問の文章は難しいものが多いです。国語が苦手な人がこのレベルの問題から学習しても、解説を読んだところで内容が入ってこないと思います。

なので、まずはやさしめの問題集から始めて徐々にレベルを上げていきます。この段階で、文章読解の型を身につけます。

指示語に注目する

読解力を上げるポイント1つ目は、「指示語に注目する」ことです。指示語(こそあど言葉)とは「これ、あれ、このような」などのように先に出てきた言葉の繰り返しを避けるのに用いる語句です。

「指示語に注目する」ことは、国語の問題を解くだけでなく日頃の読書をするときも意識してください。はじめはめんどくさいと思いますが、無意識でできるようにするには意識的な訓練が必要になります。ここを適当にしていると読解力はいつまでも上がりません。

接続詞に注目する

指示語同様に、注目すべき語句は接続詞です。接続詞に注目すれば、文章全体の構成が見えてきます。すると要旨、要点といったことがわかってきます。

国語の問題になるような文章(とくに説明文)は、第三者に自身の考えを伝えようと書かれたものです。そのため読者に理解してもらえるように文章が組み立てられています。適当に一文一文を並べているわけではありません。

接続詞は文章をうまく組み立てるために使われているので、ここを意識して読むことで「筆者が言いたいことがわかる」、すなわち「読解力がつく」わけです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次