当塾で行っている数学の学習方法(解法暗記)についての記事です。当塾で使用する問題集は『白チャート』、『1対1対応の演習』ですが、どちらも同じやり方で解き方を身につけていきます。
1回目の学習でやること
問題文を読んだら、すぐに解答を読む
問題文と解答の関連するところに線を引く
解答の手順分け
2回目の学習(1回目の復習)、3回目の学習(2回目の復習)でやること
読むだけ。書かなくていい。
確かに、自力で解けるようにするには思い出す作業(アウトプット)は必須。しかし1,2回学習した程度ではたいして記憶に残っていないので、この段階では思い出す作業は不要。覚えていないことは思い出せない。
途中で止まることなく最後まで読めるか確認。止まった場合は印をつけておく。ここで最大5分ほど時間をとって解説を読んだり考えたりしてもいい。わからなければ塾で質問する。
4回目の学習(3回目の復習)でやること
思い出す作業を入れる。
問題を読む。書き出す。丁寧に書かない。筆圧を加えずさらさらと書く。じゃないと疲れる。
簡単な問題なら、この段階で書き出せる。しかし、ほっとけばすぐに忘れてしますので、復習記録表に則てこまめに復習する。
解法が思い浮かばない、手が動かない場合はすぐに解答をまねして書き写す。その際、気を付けるべきことは、手が止まるところを明確にすること。
読んでいるだけだとわかったつもりでいても、いざ手を動かしてみると見落としていたところに気づく。また、解答では「計算過程」や「思考過程」が省略されたりしているので自分で補う場合がある。
そうしたことに気づくために手を動かす。
5回目の学習(4回目の復習)でやること
4回目の学習で自力で解けなかった問題は、自分なりの解答ノートにまとめる。
「行間を補うこと」は問題集に書き込んでもいい。しかし余白が足りないなら、小さい字で無理に書き込まずに、専用の解答ノートを作る。解答の流れを自分なりに整理しているので、復習する際滞ることが少ない。
もちろん、ノートを復習していて疑問に思うことがあれば、問題集の解答を見たり、塾に質問する。そしてノートに書き足す。