【古典文法をマスターするためのはじめの1冊】古典文法基礎ドリル

目次

古典文法とは

古典文法とは、古文を読み解くためのルールのことです。このルールを知らないと古文は読めません。もちろん古文単語も大切ですが、それだけでは正確に意味をつかむことはできません。

覚えるルールとは、品詞の種類とその活用、種類、そして敬語です。まずはこれらを覚えることに集中します。長文をなんとなく読んで、なんとなく答えが合うということをやっていては、いつまでたってもレベルはあがりません。

レベル上げで重要なことは、簡単で無味乾燥なものを復習することです。このステップを踏まずに入試レベルの問題を解いても効果はありません。たとえ10題といたところで点数が6割止まりでしょう。

文法知識がないと解説がいまひとつわからないはずです。解説はなんとなく理解するものではありません。もちろん少しは疑問が残るときもありますが、基本的には完璧に理解するものです。

理系科目だと、解説を2,3回読んだ程度ではわからないことが比較的多いです。しかし古文において解説を読んでもわからないというのは、明らかに基礎知識が足りていません。しっかり基礎固めをしましょう。そのほうが、後の学習がはかどります。

まずは『古典文法基礎ドリル』で基礎固め

『古典文法基礎ドリル』について

全部で30テーマに分かれていて、見開き1ページに1テーマが収まっています。品詞の活用と意味を理解したらすぐに演習問題に取り組める構成になっています。

しかも古典文法の知識を仕入れることに特化した問題集です。そのため、その1問1問が短く、また本自体が薄い。だから復習しやすいです。

使用期間

初学者なら最低1カ月はドリルを反復学習します。復習回数の目安は3周以上です。人によっては1カ月もかからないかもしれません。

習得度は6割ほどでいいです。こればかりをやっていると飽きます。長文にとりくみ、その内容をどれくらい理解できたかで、文法の習得度がわかります。

「この単語、見たことあるんだけど意味なんだっけ?」などと疑問が出ます。そこでその知識について復習する。そうしたことをくり返すことで徐々に知識が定着してきます。

古典文法トレーニングは古典文法基礎ドリルの姉妹編です。基礎ドリルで仕入れた知識を、入試形式に近い問題演習をとおして確認できます。

全部で30テーマあり、その1つ1つが基礎ドリルに対応しています(基礎ドリルと同様の文法ポイントがある)。だから復習がしやすいです。

学習アプリAnkiで覚える

古典文法は何度も復習しないと覚えられません。しかし、その復習がめんどくさい。そんなときは学習アプリAnkiで覚えるといいです。どのように覚えているのか動画で簡単に紹介します。そのうち、よりくわしい動画も作るつもりです。

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